管理会社の権限・義務・責任
SHIPMANは、船主が船舶管理会社に船の管理を任せるときに結ぶ契約書です。この契約では、管理会社がどの仕事を担当し、どこまで責任を持つのかがはっきり決められています。SHIPMANの契約書は、「個別条件」と「一般条項」という二つの部分でできています。「個別条件」では、船員の管理、船の整備や検査などの技術管理、商業管理、保険の手配といった業務の中から、どこまでを管理会社に任せるのかを選ぶことができます。また、管理費はいくらか、船主から預かる管理予算をどう扱うかといった実務的なことも、この部分で決められます。
一方で、管理会社は船を運航する「オーナー」ではありません。あくまで、**船主の代わりに仕事をする立場(代理人)**として行動します。そのため、管理会社が何をして良いのか、何をしなければならないのか、どこまで責任を負うのかも、契約の中ではっきり決められています。
管理会社には、仕事をきちんと注意深く行う義務(善管注意義務)はありますが、必ずうまくいく結果までを保証するわけではありません。契約で決められた管理業務を、きちんと行ったかどうかが責任の判断基準になります。
このように、SHIPMANを理解することは、船舶管理会社がどんな立場で、何を仕事としているのかを理解することにつながります。
SHIPMANの内容を元に日本海運集会所が作成した「外航船舶管理契約書」を読んでみましょう。
実務経験に基づく参考情報(内容の正確性は保証されません) / Reference Information Based on Practical Experience
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